飛田新地でよく使われる専門的用語を簡単にまとめました!
覚えておくとお仕事に役立ちます。

赤伝票・黒伝票
(あかでんぴょう・くろでんぴょう)

馴染み(なじみ)さんは「赤伝票」に、一見さんや裏壁さんは「黒伝票」と、長く経営されている料亭の中では、売り上げなどは伝票に記入する際分けていることがあります。馴染みさんの本数が多い女の子には特別ボーナスを支給する、リピーターを重視・評価している料亭もあります。

上がり座り(あがりずわり)

玄関が空いているときだけ新人さんが玄関に座ることを、上がっているときだけ座ることから「上がり座り」と言いますその先輩の女の子にお客さんがついて玄関が空くときにだけ新人さんが玄関に座ることで、「今日新人さん来るけど上がり座わりさせるからええやろ?」とおばちゃんが確認したりします。お客さんが良くあがるベテランの女の子と上がりが悪い女の子が出勤した場合、ベテランの女の子がメインで玄関に座り、お客さんがついて玄関が空いたときだけ上がりが悪い女の子が座ることも該当します。新人の女の子はお客様にウケがいいので、上がり座りがない料亭も多いようです。

上がる・下りる(あがる・おりる)

お客様がお店を利用する際は「あがる」、お客様がお店を出る際には「おりる」と言います。

一見さん(いちげんさん)

お店に初めて来店されるお客さんのことを指します。女の子が初めて接客するお客さんに対しても使うこともあります。

一見倒し(いちげんだおし)

お店に初めて来店したお客様をリピートさせることができない場合、または接客が悪い女の子に対してこの表現が使われます。

一本(いっぽん)

飛田新地では一万円の料亭の売上ごとに一本(いっぽん)という単位で表現されます。
風俗業界ではお客さん1人を接客することを「一本」と言ったりします。例えば、16,000円のコースを2名接客すると32,000円、そこからおばちゃんの歩合を引くとお店の売上は30,000円になります。この場合「三本ついた」ということになります。お客さんの数ではなくお店の売上が30,000円という意味です。

裏壁さん(うらかべさん)

お店、または女の子が気に入って2回目のリピート客のことを指します。飛田新地では「一見さん(新規客)」、「裏壁さん(2回目)」、「馴染みさん(3回以上)」と呼び方が変化していきます。

裏通り

30代、40代以上の女性が在籍しているお店が多い通りを指します。20代の女性も在籍しています。熟練したサービス内容がウリとなっています。よりテクニックを磨きたい、より接客対応を学びたいなど、向上心が強い女の子が多いです。

大門町(おおもんちょう)

飛田新地の組合や料亭経営者の方々は、大門通りに面している料亭や縦筋でも大門通りに近い料亭のことを大門町のお店として認識しています。大門町会の各料亭が定期的に集まって会議や活動などもされています。

お茶を引く(おちゃをひく)

お客様を1人も接客せず暇な状態を指して「お茶を引く」と言います。
江戸時代にお客様がいない暇な芸妓や遊女に対して、茶臼で葉茶をひかせたことに由来して暇を持て余す状態を「お茶を引く」と表現します。出勤した日に1人も接客せずに帰ることを「坊主」と言いますが、坊主のことを「お茶を引く」と言うこともあります。

お局さん(おつぼねさん)

在籍年数が長くお店で幅をきかせている女性のことを言います。裏通りのお店に多く在籍している傾向にあります。

おばちゃん

料亭の玄関で女の子の横に座ってお客さんに声かけや接客をしている女性のことです。「お運びさん」や「仲居さん」とも呼ばれ、お店の雑用全般やお店の経営全般まで幅広いお仕事を担当することもあります。女の子のケアやサポートなどコミュニケーション力が求められるお仕事です。

お待ち(おまち)

特定の女の子を馴染みにしているお客様や、飛田新地を一周して特定の女性を選んだ際、その女性が既に上がっていて待っているお客様のこと。「お待ち」のお客様はテレビや雑誌が置かれている待合室に案内され、女の子を待ちます。

御神酒徳利(おみきどっくり)

飛田新地ではおばちゃんと女の子2人が一緒に移籍したりするときに使われます。

口開け(くちあけ)

女の子が出勤して一番目に接客すること。

組合(くみあい)

飛田新地料理組合は略して「くみあい」と呼ばれています。飛田新地の料亭はすべてこの組合に加盟され、青春通りの東側にある事務所では会合も定期的に行われています。運営には厳しい審査があり、衛生面も気を使われており、きれいな町を目指し各店舗が運営されています。

験が付く(げんがつく)

出勤したその日に初めてのお客さんがつくことを「験が付く」と言います。

玄関(げんかん)

飛田新地では各料亭の玄関が通りに向かって全面的に開かれ、ライトアップされたステージのような玄関に女の子が座っており、お客様を手招きしながら顔を見せています。女の子の横に座ってお客さんに声かけなどをするおばちゃんもいます。玄関には1人の女の子しか座ることができないので、2人以上の女性が出勤している場合、お客さんがつかなくても5分から10分ごとに交代します。

青春通り

20代の女の子が多く在籍していて、比較的年齢層は若めの女の子が多いです。女の子のレベルが高く、見た目がモデルさん並だったり大学生やOLさんなどが在籍しています。

ちょんの間

一昔前は料亭の事をちょんの間と呼ばれていました。料亭と同じ意味になります。

仲居さん(お運びさん)

料亭の玄関で女の子の横に座ってお客さんに声かけや接客をしている女性のことです。お掃除などお店の雑用全般も担当します。働く女の子やお客様は親しみをこめて「おばちゃん」と呼んでいます。女の子のケアやサポートなどコミュニケーション力が求められるお仕事です。40代〜70代までの方も求人があります。

馴染みさん(なじみさん)

同じ女の子を3回以上リピートしている常連のお客さんは、飛田新地では「馴染みさん(なじみさん)」と呼ばれています。「一見さん(新規客)」⇒「裏壁さん(2回目)」⇒「馴染みさん(3回以上)」と呼び方が変わります。

百番

飛田新地にある料理屋さんを指します。昔の遊郭の建物をそのまま利用しているので観光客に人気があります。

坊主(ぼうず)

出勤したけれどその日に1人も接客できず、稼げないことを坊主と言います。

メイン通り

飛田新地を代表する通りで、初めて飛田新地に遊びに来たお客さんや観光客も多く訪れる通りです。青春通りと同様女の子のレベルが高く、メイン通りはその中でもトップクラスの女性が集まります。

料亭

地飛田新地に点在しているお店の事を指します。高収入求人情報サイトの業種欄でも「料亭」となっています。働いている方は学生さん、OLさん、主婦さんなど、タイプも様々です。

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